10月7日

10月7日

柴くん(環4 慶應義塾)から紹介を受けました田口勝康(商4 慶應義塾 写真左)です。

柴くんは僕のことを「俺よりもっと単純な馬鹿」と言っていましたが、
ブログを見た瞬間声をあげて笑ってしまいました。


そっくりそのまま彼にこの言葉を返します。
そして君ほどの馬鹿はいません。


柴くんは、毎朝僕の朝練に付き合ってくれました。

彼にバッティングピッチャーをしてもらう時は、ものすごく手前で落ちるワンバウンドが15球連続で来たり、
時には頭部付近にボールが何度も来て、朝から血の気が引きましたが、
彼がスタッフとして私に尽くしてくれる時間を考えたら怒ることなんて出来ませんでした。

まぁ、ありがとう。笑



振り返ると同じ目標を持つ仲間と貴重な4年間を過ごせたと思います。


入部してすぐは、織戸監督に勧められ、ピッチャーとして試合に出場させて頂きましたが、早稲田大学にボコスカに打たれたことは今でも夢に出てきて、うなされて寝つけません。


野手に戻ってからは2年生の関東大会からベンチに入ることが出来ました。

1回戦では念願だった横浜スタジアムでプレーし、2回戦では初ヒット、3回戦はスタメンという割と順調な滑り出しでした。


ここから自分が活躍してやるという希望で満ち溢れていました。



しかし2年春のリーグ戦最終戦でヘッドスライディングをし、起き上がるとまるで漫画のように肩がポロッと落ちてきて、
脱臼しました。



振り返るとこの脱臼でプレースタイルが少し変わってしまったのだけ残念ですかね。
手術してしっかり完治させればよかったかもしれないです。


2年生の秋頃、結果が出ない時に、田中優作さん(H29卒)、山本裕哉さん(H29卒)、岡村雄太さん(H29卒)、有賀慎一郎(商4 慶應義塾湘南藤沢)を始め多くの先輩、同期、後輩が気にかけてくれて、支えてもらい、自分の幼さを知りました。


そしてそんな人達に結果で恩返しをしたいなと思いました。



3年春には、スタメンか途中出場でほぼ全試合に出場し、報知ニュースに載れるような活躍もできた日もありました。
チームの勝利に貢献出来て嬉しかったです。


3年秋にはお世話になった先輩方と優勝を経験出来、忘れられない思い出となりました。


新チームになり、チームを引っ張ろうとしていたところ、またしても脱臼しました。

抑えても震えの止まらない腕を見ながら、ただただ呆然としました。


肩が上がらずボールがまともに投げられない事態になり、ボールを投げることが野球の中で1番自信があったものの、無くなりました。


冬の長期自主練習期間に油科俊毅君(環4 川和 写真右)とキャッチボールをした時のことです。
近距離も届かない、ヒョロヒョロの私の投げる力の無いボールを、彼は何度も大きすぎる声で

「ナイスボール」

と言ってくれました。

治る見込みが全く見えなかった私にとって、彼なりの優しい気遣いは本当に有り難かったですね。

そこからの今年1年間は本当にあっという間で、自分の納得のいくような結果は残せませんでした。

そして1番の目標であったチームとしての優勝も逃してしまいました。


残念でした。


しかし、どんな時も目標を見失わずに前に進んで来れました。
それは決して自分の力ではありません、周りに多くの仲間がいたからです。ありがとう。


また、ケガをしたからこそ少しは人間的に成長できたのかなと思います。



こんな未熟者の僕ですが、2つだけ伝えたいことがあります。


1つ目は、本質を突いた努力をすることです。
いくら努力してもベクトルの違う努力をすると直接成果には繋がりにくいです。
自分に必要であり、理にかなった努力を続けて、上手くなって下さい。


2つ目は、最終的にスタメンになれるか、ベンチに入れるかはもちろん大事です。
しかし、結果を残せた、残せなかったはひとまず置いといて、
いつでも熱く、猛烈に野球をして楽しんでください。

きっとこの熱い経験が、今後何十年と生きる上で「財産」になると思います。


僕は14年間野球を続けて「財産」になりました。

社会人になる前にいい経験が出来ました。

今後も優勝を目指し頑張って下さい。

お世話になりました。



次に紹介するのは、みんなのアニキ??こと油科俊毅くんです。

彼は副将として、自分が出たい気持ちを押し殺して、大きな声でチームを鼓舞し、気丈に振舞っていました。
それはチームのみんなが知っています。

去年の秋、スタンドの一体感を作り上げたのは紛れもなく彼です。
彼がいなければ、優勝は無かったです。

下級生の頃から、一般人には理解できない意味不明な言葉と、
ありえない型破りな破天荒な行動と、
涙もろい一面で良くも悪くも、とにかく人を巻き込んで来ました。


輝かしい過去の実績を持ちながらも、大学では苦悩も多かっただろう彼の漢らしいブログから後輩は必ず何かを感じとって欲しいです。

よろしく!




最後に後輩へ。


顔をあげれば、右にも左にも前にも後ろにも仲間が隣にいるはずです。


頑張って。









後悔のない日々を。


4年 田口勝康
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