9月30日
こんばんは。
鈴木貴(文4 清水東)から紹介に預かりました森田宗一郎(経4 慶應義塾)です。
彼とは下級生の頃から、共通のOB・OGにお世話になっている仲です。
特に山本真由先輩(H27卒)や井上泰輔先輩(H27卒)、「レジェンド」の異名をとった新井淳起先輩(H27卒)といったかなり上の学年の先輩とも、彼は実年齢の高さからか強い繋がりを持っています。
私も同様に、御三方には3個も年下の後輩と引退後も頻繁に関わりを持って頂けて、大変お世話になったと常々感じています。
さて、本日は対法政大学第1戦。有賀(商4 慶應義塾湘南藤沢)が主体となって進めた集中応援日ということもあって、應援指導部を中心に活気ある応援の中で野球をすることができました。
今日に限らず、応援に駆けつけてくださるOB・OGの方々、御父兄の皆様、友人には、ただただ感謝しています。
「神宮より華やかじゃないけど、グラウンドとの近さが凄い」
「準硬応援はあったかい」
嬉しくなる声もたくさん聞こえてきました。
しかし、本日は法政大学に対して敗戦。
部員の誰もが感じています。
「完敗だな」と。
実際、今日目の前で見た法政ナインは、走攻守の限界値・安定感ともに、我々の一枚も二枚も上手でした。
でも絶対に、明日勝ちたい。
負ける訳にはいかない。
昨秋、私は目の前でチームのリーグ優勝を見届けました。
ゲームセットの瞬間、早稲田大学の東伏見グラウンドが歓喜に包まれました。
しかし、肩の怪我から地道なリハビリを経て、なんとか夏にAチームへ這い上がった私自身は、結局リーグ戦のベンチ入りまでは手が届かずじまい。
1年近く、ともに野球をしたことのないチームメイト達の眩しい姿を、
ただグラウンドのフェンス越しに眺めることしかできませんでした。
今季リーグ戦ではここまで全カードにベンチ入りして、3塁コーチャーとしてゲームに貢献できていることは、
本当に幸せです。
しかし、私が目指してきたのは、そこではありません。
プレーに関わる立場で、「優勝」したい。
きっと、今年の夏合宿をほぼBチームの小名浜野球場で過ごした大親友の羽柴(商3 浅野)、
何本ヒットを打ってもカッコよくない杉浦(政3 慶應義塾)あたりは、
同じような気持ちだと思っています。
メンバー常連のみんなとは少し違う、執念を込めた優勝へのこだわりが。
また、この優勝を左右するカードでメンバーに入れなかったものの、夏にBチーム練習の多くを午後の暑すぎる日吉台グラウンドと小名浜野球場で共にした
鈴木、谷(商3 サレジオ学院)、脇屋(政3 慶應義塾湘南藤沢)、石渡(経3 多摩大学目黒)、
以下1・2年生のみんなのぶんまで、絶対に明日は負けられません。
Aチームの同期が優雅に朝風呂に向かう中、早々と部屋を出てバスに乗る時の気持ちとか。
マシンも綺麗なボールもAチームが使うから、日吉よりも水準の下がる練習環境とか。
グラウンドの砂よりもボールの方が黒いとか。
そもそも実戦が成り立たないチームのレベルの低さとか。
みんなと共有した苦しみを言葉に表すことは難しいです。
もちろん、それでも私たちは恵まれています。
ものすごく。
それはゼミで格差について学んでいるからだけではなく、
地元のソフトボールチームOBで野球を続けているのが、
僕くらいになってしまったことからも明らかでしょう。
ですが、上に行けばもっといい環境があった。
私は小名浜で苦しんだみんなの気持ちを背負って、リーグ戦を駆け抜けて来ました。
現在進行形で苦しい気持ちの後輩だってたくさんいるでしょう。
私自身、ずっとずっとそうでした。
どうか、「なんでこいつ出てんだ笑」と、来年以降に掲示板を眺める私が思わずニヤついてしまうような誰かに、台頭してほしいです。
心から応援しています。
時間軸を未来から今に戻しましょう。
まず、明日勝つこと。
野球人生最後にして最大の大一番。
きっと、誰も想像していなかったでしょう。
ここまで苦しみながらも明治・立教という強豪をなぎ倒してこれました。
みんなでなんとか繋いできた望みです。
25人のメンバー、
Bの僕なんかを相手に手を抜かずノックやバッピをしてくれたスタッフのみんな、
最近会話してくれる人が増えたマネージャー陣、
小名浜で一緒にアメリカンノックを受けた外野、
肩を痛めてる時も気遣い抜群のカットリレーでアシストしてくれた内野、
僕のことが好きすぎてゼミやバイト先をかぶせてくる後輩たち、
みんなで勝とう
知ってます。相手は格上。
それでも勝ちます。
言ってることがおかしいですか?
狂ってますか?
だとしたら、
今年の慶應が明治・立教を倒した時点で、狂ってます。
明日も今まで通り、
番狂わせを見せよう。
さて明日は、首脳陣の中枢となっている稲田隆二(法4 海陽学園 写真右)に託します。
私と彼は、柴(環4 慶應義塾)と3人で長くBチーム外野陣としてくすぶってきた仲です。プレイヤーだった頃は、ヘタなくせに集中力もなくて救いようがないなと思っていましたが、スタッフとしての存在は安定感があるなと、実は尊敬しています。
私も彼も歪んだ心の持ち主です。
明日は野球エリートに、必ず土をつけよう。
A little madness is key.
動機は不純でいい
4年 森田宗一郎
鈴木貴(文4 清水東)から紹介に預かりました森田宗一郎(経4 慶應義塾)です。
彼とは下級生の頃から、共通のOB・OGにお世話になっている仲です。
特に山本真由先輩(H27卒)や井上泰輔先輩(H27卒)、「レジェンド」の異名をとった新井淳起先輩(H27卒)といったかなり上の学年の先輩とも、彼は実年齢の高さからか強い繋がりを持っています。
私も同様に、御三方には3個も年下の後輩と引退後も頻繁に関わりを持って頂けて、大変お世話になったと常々感じています。
さて、本日は対法政大学第1戦。有賀(商4 慶應義塾湘南藤沢)が主体となって進めた集中応援日ということもあって、應援指導部を中心に活気ある応援の中で野球をすることができました。
今日に限らず、応援に駆けつけてくださるOB・OGの方々、御父兄の皆様、友人には、ただただ感謝しています。
「神宮より華やかじゃないけど、グラウンドとの近さが凄い」
「準硬応援はあったかい」
嬉しくなる声もたくさん聞こえてきました。
しかし、本日は法政大学に対して敗戦。
部員の誰もが感じています。
「完敗だな」と。
実際、今日目の前で見た法政ナインは、走攻守の限界値・安定感ともに、我々の一枚も二枚も上手でした。
でも絶対に、明日勝ちたい。
負ける訳にはいかない。
昨秋、私は目の前でチームのリーグ優勝を見届けました。
ゲームセットの瞬間、早稲田大学の東伏見グラウンドが歓喜に包まれました。
しかし、肩の怪我から地道なリハビリを経て、なんとか夏にAチームへ這い上がった私自身は、結局リーグ戦のベンチ入りまでは手が届かずじまい。
1年近く、ともに野球をしたことのないチームメイト達の眩しい姿を、
ただグラウンドのフェンス越しに眺めることしかできませんでした。
今季リーグ戦ではここまで全カードにベンチ入りして、3塁コーチャーとしてゲームに貢献できていることは、
本当に幸せです。
しかし、私が目指してきたのは、そこではありません。
プレーに関わる立場で、「優勝」したい。
きっと、今年の夏合宿をほぼBチームの小名浜野球場で過ごした大親友の羽柴(商3 浅野)、
何本ヒットを打ってもカッコよくない杉浦(政3 慶應義塾)あたりは、
同じような気持ちだと思っています。
メンバー常連のみんなとは少し違う、執念を込めた優勝へのこだわりが。
また、この優勝を左右するカードでメンバーに入れなかったものの、夏にBチーム練習の多くを午後の暑すぎる日吉台グラウンドと小名浜野球場で共にした
鈴木、谷(商3 サレジオ学院)、脇屋(政3 慶應義塾湘南藤沢)、石渡(経3 多摩大学目黒)、
以下1・2年生のみんなのぶんまで、絶対に明日は負けられません。
Aチームの同期が優雅に朝風呂に向かう中、早々と部屋を出てバスに乗る時の気持ちとか。
マシンも綺麗なボールもAチームが使うから、日吉よりも水準の下がる練習環境とか。
グラウンドの砂よりもボールの方が黒いとか。
そもそも実戦が成り立たないチームのレベルの低さとか。
みんなと共有した苦しみを言葉に表すことは難しいです。
もちろん、それでも私たちは恵まれています。
ものすごく。
それはゼミで格差について学んでいるからだけではなく、
地元のソフトボールチームOBで野球を続けているのが、
僕くらいになってしまったことからも明らかでしょう。
ですが、上に行けばもっといい環境があった。
私は小名浜で苦しんだみんなの気持ちを背負って、リーグ戦を駆け抜けて来ました。
現在進行形で苦しい気持ちの後輩だってたくさんいるでしょう。
私自身、ずっとずっとそうでした。
どうか、「なんでこいつ出てんだ笑」と、来年以降に掲示板を眺める私が思わずニヤついてしまうような誰かに、台頭してほしいです。
心から応援しています。
時間軸を未来から今に戻しましょう。
まず、明日勝つこと。
野球人生最後にして最大の大一番。
きっと、誰も想像していなかったでしょう。
ここまで苦しみながらも明治・立教という強豪をなぎ倒してこれました。
みんなでなんとか繋いできた望みです。
25人のメンバー、
Bの僕なんかを相手に手を抜かずノックやバッピをしてくれたスタッフのみんな、
最近会話してくれる人が増えたマネージャー陣、
小名浜で一緒にアメリカンノックを受けた外野、
肩を痛めてる時も気遣い抜群のカットリレーでアシストしてくれた内野、
僕のことが好きすぎてゼミやバイト先をかぶせてくる後輩たち、
みんなで勝とう
知ってます。相手は格上。
それでも勝ちます。
言ってることがおかしいですか?
狂ってますか?
だとしたら、
今年の慶應が明治・立教を倒した時点で、狂ってます。
明日も今まで通り、
番狂わせを見せよう。
さて明日は、首脳陣の中枢となっている稲田隆二(法4 海陽学園 写真右)に託します。
私と彼は、柴(環4 慶應義塾)と3人で長くBチーム外野陣としてくすぶってきた仲です。プレイヤーだった頃は、ヘタなくせに集中力もなくて救いようがないなと思っていましたが、スタッフとしての存在は安定感があるなと、実は尊敬しています。
私も彼も歪んだ心の持ち主です。
明日は野球エリートに、必ず土をつけよう。
A little madness is key.
動機は不純でいい
4年 森田宗一郎