10月17日
昨日、10月16日、東伏見にて行われました対早稲田大学戦の勝利をもちまして、私達は引退を迎えました。
10勝2敗、勝ち点5の完全優勝。
このような最高の形で引退を迎えることができた私達は本当に幸せです。
試合後、そして祝勝会のときに、たくさんのOBの方々、ご父兄の方々、そして応援指導部の方々から、おめでとうの言葉を頂きました。
こんなにも多くの人達に支えられ、応援してもらっていたということを改めて感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
OBの皆様、父兄の皆様、今まで温かい声援、本当にありがとうございました。
自己紹介が遅れましたが、今回ブログを担当しておりますのは、今年度主将を務めました猪砂雄介(政4 立命館宇治)です。
本来であれば昨日中に投稿するはずだったのですが、試合後喜びのあまり冷静さを失っておりました。申し訳ありませんでした。
さて、目標だった優勝を果たすことができた弊部ですが、思い返せば3年前、小西さん(H27卒)が主将に就任した際に、山本部長より部に対して改革を命じられました。
「強い準硬式野球部をつくれ」
これまで主将挨拶の機会がある度にこの事に触れてきましたが、この言葉は、野球の面でも組織の面でも強い部をつくろう、という意味です。
当時1年生だった私には、新しく迎える監督がグランドの最高責任者になるとか、学生コーチは監督補佐という役割を担うとか、なんのこっちゃわかりませんでしたが、正直OBや部長が練習などに介入してくるのはめんどくさいなぁなんて思っていました。(失礼しました。)
学年別で設けられたOBの方々とのミーティングでは、私達の学年は歯向かうような態度で文句しか言わず、OBの方々にこの代はとんでもないなと言わせるぐらいには反抗していました。
そんな私達が、この最後のリーグ戦で、慶應準硬式に関わる人達が一丸となって戦えたと実感できたのは、小西さん(H27卒)、伊勢さん(H28卒)たち先輩方が2年間、改革の土台を作って下さったからです。
その一連の改革の一つの成果として、リーグ戦優勝という結果を残すことができて、すごくホッとしています。
私達が迷惑をかけまくったOBの方々や先輩方に、少しは恩返しすることができたのかなと思います。本当にお世話になりました。
そして、これを支えてくれた22人の同期のみんな。
本当にありがとう。
何を決める時でも、みんなが
「猪砂がそう思うならそれでいこうよ」
と言って背中を押してくれたから、いつでも前向きに頑張れました。
それぞれにはここでは書ききれないし、昨日の祝勝会の終わりに思いは伝えたつもりだから割愛します。
おじいちゃんおばあちゃんになってもみんなでワイワイやろうね。
最後に、後輩達へ。
1年間こんな私についてきてくれてありがとう。
最後に、主将としてこの1年間、メンバー選考に関わって感じたことを伝えてこのブログを締めようと思います。
野球は本当に不平等なスポーツです。
野球は結果が全てだとか言いながら、打率トップの25人がベンチに入っているわけではありません。
エラーが少ない25人が入っているわけでもありません。
リーグ戦でベンチに入れなかった人達の中には、
「俺はあいつよりも実戦での打率がいいのに」
とか、
「バントキャラのあいつよりも俺の方がバントうまいのに」
とか、様々な思いを抱えている人が多いと思います。
何が言いたいのかというと、監督や幹部がメンバーを何を根拠に決めているかというと「印象」です。
正確な打率や防御率は残念ながら見ていません。
紅白戦では、2本の三遊間ボテボテのヒットよりも、1本の会心のセンターライナーの方が印象に残るんです。
同じセンター前ヒットでも、ランナーなしの場面より、チャンスの場面で打った方が印象に残るんです。
どちらの場合も打率は同じ、もしくは前者の方が上なのに。
でも、逆に言えば、印象は一瞬で変えることができる。
全然打てないイメージのある人でも、3回のチャンスで3回会心の当たりを打てば印象は変わってきます。
僕は大学1年の秋が終わるまで、肩痛で投げることもできなければ、紅白戦でヒットを打ったことがありませんでした。
20打席はあったと思います。
周りは当たり前のようにヒットを積み重ねて、Aチームに合流する同期もいました。
焦りました。
ただその中でチューブトレーニングで肩の筋肉を鍛え、夜は岡村(経4 慶應義塾)と打ち込みました。
代替わりの瞬間の紅白戦で印象を変えてみせると。
その結果、紅白戦で固め打ち、織戸監督が初めてご覧になった試合でホームランを打って、2年から試合に関わることができました。
だから、メンタルトレーニングでもよく言われるように、そこまでの準備を怠らないでください。
印象は一瞬で変えられる。
結果出ない時はそう思って準備に、練習に励んでください。
ずいぶんと偉そうなことをつらつらと書いてしまいました。
最後の最後です。
この部はこれからが大切です。
強い準硬式野球部、強い組織を作り上げてください。
私に、そしてチームに関わって下さった全ての方々、本当にありがとうございました。
これからも慶應義塾準硬式野球部を宜しくお願い致します。
4年 主将
猪砂雄介
10勝2敗、勝ち点5の完全優勝。
このような最高の形で引退を迎えることができた私達は本当に幸せです。
試合後、そして祝勝会のときに、たくさんのOBの方々、ご父兄の方々、そして応援指導部の方々から、おめでとうの言葉を頂きました。
こんなにも多くの人達に支えられ、応援してもらっていたということを改めて感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
OBの皆様、父兄の皆様、今まで温かい声援、本当にありがとうございました。
自己紹介が遅れましたが、今回ブログを担当しておりますのは、今年度主将を務めました猪砂雄介(政4 立命館宇治)です。
本来であれば昨日中に投稿するはずだったのですが、試合後喜びのあまり冷静さを失っておりました。申し訳ありませんでした。
さて、目標だった優勝を果たすことができた弊部ですが、思い返せば3年前、小西さん(H27卒)が主将に就任した際に、山本部長より部に対して改革を命じられました。
「強い準硬式野球部をつくれ」
これまで主将挨拶の機会がある度にこの事に触れてきましたが、この言葉は、野球の面でも組織の面でも強い部をつくろう、という意味です。
当時1年生だった私には、新しく迎える監督がグランドの最高責任者になるとか、学生コーチは監督補佐という役割を担うとか、なんのこっちゃわかりませんでしたが、正直OBや部長が練習などに介入してくるのはめんどくさいなぁなんて思っていました。(失礼しました。)
学年別で設けられたOBの方々とのミーティングでは、私達の学年は歯向かうような態度で文句しか言わず、OBの方々にこの代はとんでもないなと言わせるぐらいには反抗していました。
そんな私達が、この最後のリーグ戦で、慶應準硬式に関わる人達が一丸となって戦えたと実感できたのは、小西さん(H27卒)、伊勢さん(H28卒)たち先輩方が2年間、改革の土台を作って下さったからです。
その一連の改革の一つの成果として、リーグ戦優勝という結果を残すことができて、すごくホッとしています。
私達が迷惑をかけまくったOBの方々や先輩方に、少しは恩返しすることができたのかなと思います。本当にお世話になりました。
そして、これを支えてくれた22人の同期のみんな。
本当にありがとう。
何を決める時でも、みんなが
「猪砂がそう思うならそれでいこうよ」
と言って背中を押してくれたから、いつでも前向きに頑張れました。
それぞれにはここでは書ききれないし、昨日の祝勝会の終わりに思いは伝えたつもりだから割愛します。
おじいちゃんおばあちゃんになってもみんなでワイワイやろうね。
最後に、後輩達へ。
1年間こんな私についてきてくれてありがとう。
最後に、主将としてこの1年間、メンバー選考に関わって感じたことを伝えてこのブログを締めようと思います。
野球は本当に不平等なスポーツです。
野球は結果が全てだとか言いながら、打率トップの25人がベンチに入っているわけではありません。
エラーが少ない25人が入っているわけでもありません。
リーグ戦でベンチに入れなかった人達の中には、
「俺はあいつよりも実戦での打率がいいのに」
とか、
「バントキャラのあいつよりも俺の方がバントうまいのに」
とか、様々な思いを抱えている人が多いと思います。
何が言いたいのかというと、監督や幹部がメンバーを何を根拠に決めているかというと「印象」です。
正確な打率や防御率は残念ながら見ていません。
紅白戦では、2本の三遊間ボテボテのヒットよりも、1本の会心のセンターライナーの方が印象に残るんです。
同じセンター前ヒットでも、ランナーなしの場面より、チャンスの場面で打った方が印象に残るんです。
どちらの場合も打率は同じ、もしくは前者の方が上なのに。
でも、逆に言えば、印象は一瞬で変えることができる。
全然打てないイメージのある人でも、3回のチャンスで3回会心の当たりを打てば印象は変わってきます。
僕は大学1年の秋が終わるまで、肩痛で投げることもできなければ、紅白戦でヒットを打ったことがありませんでした。
20打席はあったと思います。
周りは当たり前のようにヒットを積み重ねて、Aチームに合流する同期もいました。
焦りました。
ただその中でチューブトレーニングで肩の筋肉を鍛え、夜は岡村(経4 慶應義塾)と打ち込みました。
代替わりの瞬間の紅白戦で印象を変えてみせると。
その結果、紅白戦で固め打ち、織戸監督が初めてご覧になった試合でホームランを打って、2年から試合に関わることができました。
だから、メンタルトレーニングでもよく言われるように、そこまでの準備を怠らないでください。
印象は一瞬で変えられる。
結果出ない時はそう思って準備に、練習に励んでください。
ずいぶんと偉そうなことをつらつらと書いてしまいました。
最後の最後です。
この部はこれからが大切です。
強い準硬式野球部、強い組織を作り上げてください。
私に、そしてチームに関わって下さった全ての方々、本当にありがとうございました。
これからも慶應義塾準硬式野球部を宜しくお願い致します。
4年 主将
猪砂雄介