本多正幸(経2 慶應義塾湘南藤沢)からバトンを受け継ぎました、投手の野田啓介(経3 慶應義塾)です。
本日は天候も良く、寒いながらも朝早くからノックを打ってくれる山本裕哉監督補佐(経3 慶應義塾)を始めとする4人のスタッフ陣のおかげで非常に充実した練習をすることができました。
ところで皆さん、離断性骨軟骨炎という病気をご存知でしょうか。いわゆる野球肘のことで、投球時の肘にかかる負荷の蓄積によって外側の骨軟骨がはがれて、結果的に投球障害に陥るものです。私はこの病気を小学6年の時に発症し、高校1年次の肘に肋軟骨を移植する手術、大学入学前の遊離骨クリーニング手術を経て、現在リーグ戦で登板できるほどに回復しております。
野球をしている上で、肩や肘の怪我はつきものです。でも、その怪我を理由に不満足に野球人生終わらせていいのしょうか。私は色々な治療法を調べましたが、散々悩んだ末に手術を決断致しました。手術をせず、他のスポーツに進む道もありましたが、その決断があったからこそ体育会の一員として野球ができていると思っております。
さて、一つ言いたいことがあります。
怪我をしてる皆さん、とことん怪我と向き合ってください。がむしゃらに。がむしゃらに向き合ってください。その向き合っているプロセスこそが、野球が教えてくれる貴重な経験だと思います。
以上、僕がこの怪我から学んだことを様々な人に知っていただこうと思い、この場をお借りして話させていただきました。
さて、次のバトンは我が投手チーフ坂本遼(環3 川和高)に託します。
彼もまた、1年の頃に痛めた怪我に苦しんできましたが、投球スタイルを変えて復活を果たしました。
では、私一推し選手の坂本くんよろしくお願いします!
3年 野田啓介